賃貸の家賃相場の調べ方
「この駅の家賃相場はいくら?」と調べると、サイトによって違う数字が出てきて迷うことがあります。 数字がずれるのは、多くの場合「何の家賃か」が違うためです。ここでは、家賃相場の2つの種類と、広さ・路線・都県で家賃がどう変わるか、 相場を調べてから物件を探すまでの流れを紹介します。
「家賃相場」には2つの種類がある
- 募集中の家賃: 賃貸サイトに出ている、これから借りられる部屋の家賃です。今の市場の値段に近く、新しい物件や空いたばかりの部屋が中心です。
- 住んでいる人の家賃: 国の統計(住宅・土地統計調査)で調べた、今住んでいる人が払っている家賃です。 古い物件や、長く住んで家賃が据え置かれている人も含みます。
このため、募集中の家賃は、住んでいる人の家賃より高めに出ることが多いです。 このサイトの家賃の目安は「住んでいる人の家賃」をもとにした推計なので、賃貸サイトで見る家賃より低めに出ます。
どちらが正しいというより、使い道が違います。住んでいる人の家賃は場所ごとの差をならして比べるのに向き、募集中の家賃は実際に借りる値段を知るのに向いています。 このサイトで「どの駅が安いか」を比べて候補をしぼり、賃貸サイトで実際の家賃を確かめる、という使い分けがおすすめです。
広さで変わる
家賃は部屋の広さで大きく変わります。このサイトでは広さを3つに分けて目安を出しています。1都3県の 1,519駅のまわりの中央値は次のとおりです。
| 広さ | 家賃の目安(駅の中央値) | おもな住み方 |
|---|---|---|
| 1R・1K | 5.9万円 | 29㎡以下。一人暮らし向け |
| 1LDK〜2DK | 7.7万円 | 30〜49㎡。二人暮らし・広めの一人暮らし向け |
| 2LDK〜 | 9.7万円 | 50〜69㎡。家族向け |
相場を調べるときは、自分が借りたい広さの数字を見ることが大切です。ワンルームの相場と2LDKの相場を比べても、場所の差は分かりません。
都県・路線・駅で変わる
1R・1K の家賃の目安(住宅地全体の中央値)を都県で比べると、一番安いのは千葉県(4.5万円)、 一番高いのは東京都(6.3万円)です。 都県のページ(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)では、 市区町村ごとの家賃を色分けした図で見られます。
同じ路線の中でも差があります。中央線快速の24駅では、1R・1K の家賃の目安が一番安いのは高尾駅 (5.3万円)、一番高いのは東京駅(9.5万円)です。 都心から離れるほど安くなるのがふつうですが、急行や快速が止まる駅、大きな商業施設のある駅は、まわりの駅より高めのこともあります。
「となりの駅にすると、いくら安くなるか」は、駅ページの「近くの駅との比較」で確かめられます。 家賃の安い順に並べた家賃が安い駅のランキングもあります。
時期で変わる
家賃は年々少しずつ動きます。国の統計は5年ごとの調査なので、このサイトでは、2023年10月の統計の値を、総務省の消費者物価指数(民営家賃、全国)で今の水準に直しています (今は ×1.0148)。都心では全国より上がり方が大きいという統計もあり、とくに東京23区では、目安より高めになっている可能性があります。
また、引っ越しの多い1〜3月は部屋が埋まりやすく、家賃の交渉もしにくい時期といわれます。急がないなら、時期をずらすのも一つの手です。
相場を調べてから物件を探す流れ
- このサイトの地図や駅ページで、借りたい広さの家賃の目安を見て、候補の駅を3〜5つにしぼる。
- 賃貸サイトで、その駅・その広さの募集中の物件を見て、実際の家賃の幅をつかむ(目安より高めのことが多い)。
- 家賃が予算に合わなければ、となりの駅や、駅からの距離・築年数の条件をゆるめて探し直す。
- 気になる物件が見つかったら、管理費・共益費・更新料も含めた月々の負担で比べ、内見で部屋と周りの様子を確かめる。
家賃の目安の求め方と、どのくらい当たるかの検証は家賃の目安の求め方にまとめています。 このページの数字は、このサイトのデータをもとに、ページを作るときに計算したものです。