首都圏 家賃マップ

住む場所の決め方

賃貸の部屋を探すとき、いきなり物件を見始めると、候補が多すぎて決められなくなりがちです。 先に「どの駅・どの街に住むか」を決めておくと、物件探しはぐっと楽になります。 ここでは、家賃・お店の近さ・治安・ハザードの4つで住む場所の候補を絞る手順を、このサイトの使い方と合わせて紹介します。

決める順番

  1. 家賃の上限を決める
  2. 通う場所から、住む路線・エリアの範囲を決める
  3. 毎日使うお店(スーパー・コンビニ・ドラッグストアなど)の近さを決める
  4. 治安を確かめる
  5. ハザード(洪水などの想定区域)を確かめる
  6. 地図で条件を重ねて、候補の場所を出す

先に決めるのは、あとから変えにくいもの(お金と通う場所)です。お店・治安・ハザードは、候補を比べるときの物差しとして使います。

1. 家賃の上限を決める

家賃の上限は、住む場所の範囲をいちばん大きく左右します。よく言われる目安に「家賃は手取りの3分の1まで」がありますが、 貯金の目標や通勤の費用、共益費・更新料などで、無理のない額は人によって違います。先に、毎月払える額をはっきりさせておきましょう。

部屋の広さでも家賃は大きく変わります。このサイトの家賃の目安(住んでいる人の平均家賃の推計)で、1都3県の 1,519駅のまわりの中央値は、 1R・1K が 5.9万円、1LDK〜2DK が 7.7万円、2LDK〜 が 9.7万円 です。 広さを1段上げると、月2万円ほど高くなる計算です。

このサイトの地図では、部屋の広さを選んで「家賃○万円以下」を条件にできます。家賃の目安は統計からの推計で、 募集中の物件はこれより高めのことが多いので、上限は少し低めに入れておくと、実際に物件を探すときの見込みと合いやすくなります (くわしくは家賃相場の調べ方)。

2. 通う場所から、住む範囲を決める

通勤・通学の場所が決まっているなら、そこへ乗り換えなし(または1回)で行ける路線が候補になります。 同じ路線でも、駅によって家賃は大きく違います。たとえば東急東横線の21駅では、1R・1K の家賃の目安が一番安いのは東白楽駅(6.3万円)、一番高いのは渋谷駅(8.8万円)で、 月 2.5万円 の差があります。

このサイトの路線のページでは、路線の駅を路線図と表で並べ、家賃・お店の数・身近な犯罪・洪水の区域で比べられます。 特定の駅を軸に比べたいときは、駅ページの「近くの駅との比較」や、好きな駅を並べられる比較のページが便利です。

3. 毎日使うお店の近さを決める

暮らしやすさを左右するのは、毎日のように使うお店までの近さです。とくに一人暮らしでは、スーパー・コンビニ・ドラッグストアが歩いて行けるかで、 自炊のしやすさや帰りの寄り道のしやすさが変わります。

駅前ならどこでもお店がそろっているとは限りません。このサイトのデータでは、1都3県の 1,519駅のうち、 駅から半径800m にスーパーが1店も見つからない駅が 212駅(14%)、 コンビニが見つからない駅が 66駅(4%) あります (地図データに載っていない店もあるので、実際には店がある駅も含まれています)。

このサイトの地図では、「スーパーから500m以内」のように距離で条件を付けられるほか、「セブン-イレブン」「まいばすけっと」のように 好きな系列店の名前で指定することもできます。逆に「線路から200m以上」「救急病院から500m以上」のように、離れていたい施設も条件にできます。

4. 治安を確かめる

治安は数字だけで決めにくいものですが、ひとつの手がかりになるのが、警察が公開している「身近な犯罪」(ひったくり・自転車盗など)の認知件数です。 このサイトでは、駅・市区町村ごとに人口1,000人あたりの件数を出しています。

ただし、繁華街や大きな駅のまわりは、住む人に比べて訪れる人が多いため、人口あたりの件数は多く出ます。件数の多い・少ないだけで街の良し悪しを決めず、 件数の大半が自転車盗かどうかなど、中身も合わせて見るのがおすすめです(治安の数字の読み方)。

5. ハザードを確かめる

川や海に近い低い土地では、大雨や高潮のときに浸水するおそれがあります。国や都県は、洪水・土砂災害・津波・高潮の「想定区域」を公開しています。 このサイトのデータでは、駅から半径800m の住宅地のどこかが4つの想定区域のどれかにかかる駅は 1,403駅(92%)、 住宅地の半分以上がかかる駅は 596駅(39%) あります。

区域にかかる場所でも、建物の高い階に住む、避難の場所を確かめておくなどの備えはできます。気になる人は、地図の条件で「区域の外」を選ぶか、 候補の場所が区域にかかっていないかを、地図の条件の欄のハザードの「地図で見る」で確かめましょう(ハザードのデータ)。

6. 地図で条件を重ねて、候補の場所を出す

1〜5で決めた条件を、このサイトの地図にまとめて入れると、すべてを満たす場所が 100m のマス目で塗られ、 つながったマスが「候補地」として一覧に出ます。たとえば、一人暮らしを想定した次の条件で地図を開けます。

1R・1K 7万円以下・駅800m以内・スーパー500m以内・ドラッグストア500m以内・コンビニ300m以内
この条件で地図を開く ›

候補が多すぎるとき・出ないとき

  • 多すぎるとき: 家賃の上限を下げる、お店の距離を短くする、治安やハザードの条件を足すなど、条件を1つずつ厳しくします。 厳しい条件を満たす場所ほど小さな候補地になりますが、それだけ条件に合った場所です。
  • 出ないとき: 条件を「必須」と「できれば」に分けます。「必須」はすべて満たすマスだけを塗り、「できれば」は満たす数が多いマスほど濃く塗ります。 地図には、どの条件をゆるめれば候補地が増えそうかの目安も出ます。距離は 300m → 500m のように一段ずつ広げるのがおすすめです。

候補が決まったら

候補の場所の最寄り駅が分かったら、その駅のページで家賃の目安・お店・治安・ハザードをまとめて確かめ、近くの駅とも比べてみましょう。 住む駅がしぼれたら、賃貸サイトで実際に募集中の物件を探します。物件の家賃・広さ・築年数は一つ一つ違うので、 最後は物件を見て、駅までの道や夜の様子も確かめてから決めるのが安心です。

このページの数字は、このサイトのデータ(国の統計・地図データなどからの推計・集計)をもとに、ページを作るときに計算したものです。

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